別紙の1面は人物紹介で、今回は土屋鞄の社長でした。腕のいい職人だった父親のランドセル工房が立ちゆかなくなり、母親に泣きつかれて息子である彼が会社を継いで急成長させた様子が書かれている。
彼は手を動かすのが苦手で職人を目指したことがなく、商売に興味があったこともあり都立高を卒業後は渡米して職を転々としている。この辺りのさっぱりした関係性が後々の成功に繋がるんだろうな〜と思った。父と同じ立ち位置で継ぐのは困難だったろうし、会社は生産と営業の両方が揃わないと成長は難しい。外部の経営のプロが入ったりすると、コストカットのために外注したり、安い材料に切り替えたりしてブランドの印象が変わることも多いが、土屋鞄は工房が大きくなったという感じがある。その辺りはさすがに親子なのかも。
ちなみに父親は今も工房で若手の指導をしているそうで、良いお歳なのに現役感バリバリでした。お父さん、幸せだろうなぁ。