2018年06月10日

石井スポーツの登山靴売場

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関西に戻ってきて、また登山を始めたい気持ちになってきた。
塩屋には六甲山へ向かう登山口があるくらい山が身近にあるし、久しぶりに高村薫の本を再読したというのもある。そういえば、社会人になって登山を始めるきっかけは高村薫の本だった。
しまい込んでいたゴローの登山靴を引っ張り出してみた。縦走用と軽登山用で誂えたのは15年前だけど、まだまだ現役でいけそうです。ただ数年前、日帰りの登山で履いたら親指の爪が真っ黒になり、皮膚科に行ったら「靴が小さくて爪先に当たったのが原因」と言われたのだ。採寸して誂えてもらったのにと戸惑ったままにしていた。
気軽に足慣らしするにはゴツくて重いし、また爪をダメにするのも嫌なのでとりあえず三宮の石井スポーツを覗きに行ってみた。靴売場にはソフトで軽量、履きやすそうなのがズラリ。客は私以外いないし、店員さんが「試すだけでもどうぞ」と声をかけてくれたので、試着させてもらうことに。
そこでの採寸方法が非常に興味深かった。足のサイズを測るためにメジャーの上に立つのだが、指を大きく掴んでをぐいと上に屈曲させたのだ。屈曲位置を確認しているらしい。私は骨の位置で見分けていたが、こんな方法も確かに有効かも。さらに真っ直ぐ立ったうえで、「膝を軽く曲げてみて」と言われた。何のチェックか分からなかったのだが、自分の足をよく見ながら行うと、過剰に回内するのが目視できた。へぇ!!立ったままで歩いたときの変化が見られるのだ。
大変勉強になったうえ、靴売場に来た経緯を話すと「靴の中で足が滑って爪先が当たった可能性もあるから、いま持っている登山靴を持ってきてみたら?インソールで調整できるか見てあげるよ」と言ってくださった。ちなみに買い換えも視野に入れていたが、私が気に入ったモデルはサイズ欠品中だったのだ。
こういうのは勢いが大事なので、翌日ゴローを持参した。見てもらったところサイズは悪くないが、甲が薄いので足が前後に動いているとのこと。しかし店員さんオススメの別売インソールと全く同じものがすでに装着済みだった。ゴローの靴はデザイン的に紐穴の距離が狭めだから、甲の調整幅が少ないのだと説明してくださった。あぁ〜、言われてみると納得。
底上げをしてみたら?とインソールの下に底上げ用のシートを入れてくださる。前半分1枚と全敷1枚を入れると、甲が面で押さえられる感じになり、紐をぎゅうぎゅう締めなくてもフィット感がある。
これでます試して、ダメなら次を考えればいいと店員さんは言ってくださった。しかも調整用シートはあげるよ、って。こんなに付き合って頂いたのに売上に貢献できず、本当にすみません。感謝しています!

今回担当してくれた店員さんは、定年退職したけれど嘱託で週に数日売場に出ておられるのだそうです。石井スポーツさん、良い店員さんを確保しておられますねぇ。
posted by chisaka at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

「シューメーカーの足音」という本

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図書館で借りる本の手続きをしようとカウンターに向かっていたとき、気になるものを見かけた気がして、通り道の本棚を眺めてみた。
そこにあった本が本城雅人著「シューメーカーの足音」。靴職人がからむミステリー小説が出るらしいと、以前知人が言っていたことを思い出した。でもシューメーカーと聞いて、一般人は靴職人のことだとすぐ分かるのかな〜と思いつつ、もちろん借りることにした。
本は面白かった。初っぱなから“釣り込みが靴づくりの中でもっとも高い技術が求められる”という記述に、いやいや木型づくりが一番でしょうよ!とつっこんでみたり、採寸後にお客さまの足をチェックするときは自分の膝に乗せるのか〜と初めて知ったり、ビスポークでは雰囲気作りも重要視する様子など、現場の職人が取材協力したことがよく分かります。
この本を読むと、ある登場人物が実在の有名な靴職人にぴったりなんですけど…。 あ〜、この本を読んだ感想を靴関係者とおしゃべりしたい!
posted by chisaka at 13:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記