2016年11月30日

オールソール

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オールソールというのは、靴の修理で底面を全部お取り替えすることです。ハンドソーンウエルテッド製法で作られている靴は、修理することを踏まえた構造になっているので、必要な箇所だけ分解できて靴に負担がかからず、作業もスムーズ。こちらの靴はかなり履き込まれた状態でアッパーもひび割れが目立ちますが、オールソールをご希望されていて只今だし縫いが片足済んだところです。もともと縫われていた穴を一つずつ手縫いで拾っていくので、この修理で靴に新たな穴が開くことはありません。だし縫いのピッチが細かいので、5本よりの麻糸で縫ってみました。以前4本で縫ったら繊細な雰囲気になったのですが、この木型&デザインの靴なら5本が丁度良いようです。
ちなみにこの靴は師匠である工房のビスポークです。師匠に「私が修理でだし縫いをさせていただきました!」とは怖くてとても言えません。私が縫うなんて100年早いですよねぇ。
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2016年11月27日

蟹!

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冬は蟹の季節なんですねぇ。
姉宅にお邪魔したときに、蟹をご馳走になりました。
小さい頃は蟹鍋が大好きでしたが、社会人になってからは食べるのが面倒になって遠のいていました。
久しぶりに食べたのですが、みんなで蟹を食べるのって楽しいですね。楽しいから美味しいのかもしれません。いや、もちろん漁港から直送された蟹だったから本当に味は良かったです。通販などの値段が安いものは去年採れた冷凍物も多いのだとか(魚屋さん情報)。やっぱり良いものはそれなりのお値段ですよねぇ。
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2016年11月26日

ブーツのリメイク

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知り合いからブーツのリメイクを頼まれた。トリッペンの一枚仕立てのカッコいいブーツなのですが、ファスナーがブーツの筒の途中までしか開かないため、履くときに足が入れにくいとのこと。
「筒の上まで開閉するようにして!」とのご要望だったので、ファスナー上のミシン目を解き、蓋状の持ち出しを縫い付けてジャンパーホックをつけました。バネホックだと弱いのでジャンパーホックにしたのですが、予想以上に留めたり外したりが堅い。う〜ん、Sサイズを付けるべきだったかなぁ。でも膝を曲げたときに外れるのも困るから、使い慣れてくださることを願うばかり…。

最初はもっと繊細な革でおしとやかな蓋を作ったのだけど、しっくりこなくて厚みのあるオイルレザーで作り直してみた。リメイクやアレンジは手がける人によって出来上がりが違ってくるんだな〜と難しさを実感。
ちょっとハードな雰囲気になりすぎたかしら。でもロマンスグレーには、このくらいインパクトがあるブーツが似合うと思います!
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2016年11月18日

ただいま留守にしています!

いま関西に滞在中で、浅草の工房は留守にしております。ホームページへのお問い合わせについても、お返事は24日以降にさせていただきます。お待たせしておりましたら恐縮です。携帯電話がガラケイでして、以前はパソコンのメールもチェック出来たのですが、サービス終了のお知らせと共に不通に。ガラケイ派としては寂しい時代になりました…。

ただいま関西に滞在して、親の代わりに雑務をしています。
今日は実家の近所にある銀行に寄ったのですが、窓口のお姉さんに対応してもらっていたら、支店長さんが出てきて「駆け出しの頃に、お父さんにはすごくお世話になったんですよ」と挨拶してくれました。ノルマがこなせないときは父が定期預金をして協力したこともあったそうです。「お父さんはいつもきちんとした服装で紳士的でした」と褒めてもくれました。ヨイショの気持ちが含まれているとしても、苗字が聞こえただけでわざわざ話しかけようと思わせる行いを父がしていたと知るのは嬉しいことでした。
東京で暮らしていると自分は大勢の中の1人で、個人で認識されることは少ないですが、地方では苗字を言うだけで銀行でもタクシーでも住まいの場所までインプットされているという濃密な繋がりがあるのだと、今更ながら実感しています。都会は都会の良さがあり、田舎には田舎ならではの良さがあるのでしょうね。
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2016年11月14日

カーフのアッパー

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カーフ(子牛)のアッパーが3足完成。
カーフというのは生後6ヵ月以内の子牛の革で、肌目が密で繊細です。
人間でも赤ちゃんの肌はもっちりしていて、きめが細かいですものねぇ。
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2016年11月06日

「日之影の竹細工職人 廣島一夫さんの仕事」展を観に行った

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文京区白山にあるギャラリーKEIANで開催中の展示を観に行きました。宮城県の日之影町で竹細工職人をしていた廣島一夫さんの竹細工展で、私はお話会にも参加。
日本では昔から竹細工の籠やざる等の日用品や農具を用いてきましたが、いまではプラスチック製品が幅を利かせ、竹細工職人も僅かになってしまっています。平成25年に亡くなられた廣島氏は竹細工一筋80年で、その彼によって作られた竹細工と、彼の技と生きる姿勢に惹かれ、現在竹細工職人として奮闘している後進たちのお話会でした。
竹細工は編み方も製品もサイズも多種多様なのに、作るためには良い竹を探すところからスタート。えっ、そこから!? 靴もかなり大変だと思っていましたが、材料である革を自分でなめす人はほとんどいないと思います。竹細工は材料を山から切り出すところから、仕上げまで全ての工程を1人でするのです。本当にすごい。

作物づくりの現場では、プラスチック製の籠だと作物に傷がつきやすいから、昔ながらの竹籠が良いという声もあるそうです。私ももっと竹細工の品を使ってみたくなりました。伝統工芸を応援したい気持ちもあるけど、それ以上にきっと使うとしっくりくると思うから。手拭いを使い始めたら手放せないように、昔ながらのアイテムは便利なものが多いです。昔のおチビさんは竹製のリュックがランドセルだったとか。なんて可愛いんでしょう!
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