2016年10月28日

流鏑馬の射沓

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秋は神社の祭事も多く、こちらは11月に開催される流鏑馬で履きたいとご希望されている射沓。本番前に履きならしも必要だろうから、出来るだけ早く納品しなくちゃ!
今回は、つま先と踵に剥がれ防止のミシン縫いをかけました。射沓は乗馬の稽古だけでなく、その後は馬のお世話の際も履いたままなので、射沓は土と水でドロドロなのだとか。ハードな使い方でもソールのつま先が剥がれないように、大型ミシンを持っている加工屋さんに縫ってもらいました。雨の中、加工屋さんに頼みに行き、数時間後に再度引き取りに行き…。今日は濡れるし寒いので、道中が2倍の距離に感じました。
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2016年10月26日

だし縫い

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だし縫いとは、靴の本体に縫い付けた細革(ウエルト)に革底を縫い合わせる作業です。これを機械で縫うと9部仕立てと呼ばれ、注文靴で“フルハンド”とわざわざ銘打ってあるものは、この工程も手作業であることを意味しています。
靴のメーカーなら高いモデルでも手縫いしているものはなく、注文靴の店でも20万円以下なら機械縫いがほとんどです。
何故なら、だし縫いは時間と手間がかかるからです! まず縫うための糸に塗りつけるワックス作りから始まり(松脂を煮てつくりますが、長くは日持ちしないので、大概使う度に作る羽目になる)、汗をかきながら糸にワックスを擦り付け、糸先を細く加工して毛針と呼ばれる猪の毛に巻き付けます。ここまでが下準備で、材料が揃ったら一針ずつ穴をあけて針を潜らせて縫っていきます。
今回のものは修理の靴で、縫い目は1.5ミリ程のピッチ。縫っても縫っても距離が進まない…。ピッチが細かいので4本どりの糸で縫いましたが、ちょっと繊細すぎたかも?5本どりでも良かったかなぁ。
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2016年10月23日

特急便のベビー靴

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ベビー靴は受注生産しており、通常は納期を1ヵ月いただいています。
でもプレゼントする日にちが決まっている等の理由で、お急ぎの場合はご相談ください。こちらのスケジュールが許せば、短期で納品できることもあります。
こちらはお急ぎ便で、ご注文から1週間での納品です。
名入れは手書きで「Anne」さん。私は特別字が綺麗でもないし、デザイン的に書けるわけではないので、精一杯の努力としてゆっくり書くようにしています。「字を綺麗に書けないなら、せめてゆっくり書け!」と大学で教えている有名人が言っているのを聞いてから(名前も覚えていない)、心がけるようになりました。綺麗でなくても、丁寧な印象になる…気がします。
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2016年10月13日

イタリアの靴は見ていて楽しい

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ざっくりした感想ですが、イギリスの靴は質実剛健で、耐久性や合理的な構造が大きな要素になっている。
それに対し、イタリアのものは作る楽しさや履き手のワクワク感など、メンタル的な要素も大事にしている靴が少なくない。
修理にきていた靴の中をふと見たら、めちゃくちゃ凝っていた。黄色の中敷きに緑の縁取り、ブランド名はイタリアカラーの3色で縫われており、アーチパットはクロコの型押で覆われている。履く時に履く人にチラッと見えるだけの部分に、これだけ手間をかけるとは余裕感ハンパない!
ちなみに靴はジンターラのものです。やっぱりねぇ。
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2016年10月11日

新作のベビー靴

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新しいベビー靴が完成。
踵をしっかり支えられるように補強し、ベロは足の甲にフィットするように立体的なパターンにしました。
ど、どうかしら…。
新しい靴は「これがベストだと思う!」というデザインや革や製法を可能な限り注ぎ込んで作りますが、それが定番になるほど評価されるかどうかは、作り手として予想できないんですよねぇ。
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2016年10月10日

大きなレザートートバッグ

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今月は2つのイベントに参加予定です。
10月14〜16日は台東区産業研修センターで開催される「日本の靴職人展」。靴の展示と手作業をしつつ店番をします。
10月18〜24日はそごう横浜店の子ども靴売り場で展示販売。私は22日に店頭で実演をします。
イベントの搬入や実演準備は、とにかく荷物がどんどん膨らみ鞄がなくて困ります。IKEAの巨大なブルーのバッグを活用している人が多く、私もその一員です。会場では目につきやすいので、ダンボールや机下に隠すのですが、見えても雰囲気を壊さないバッグがあるといいな〜と思っていました。

大きなトートバッグ、作ってみました!帆布でつくりたいところですが、布なら今から購入、革なら無料(正確には不要在庫)ということで、素材は贅沢にもオールレザー。
2.3ミリもある厚い革を使ったので鞄本体が重くなりましたが、鞄もディスプレイのアイテムとして使えるなら悪くないかも…。
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2016年10月08日

新型のベビー靴

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ベビー靴の改訂版が出来ました!基本の形はほぼ同じですが、踵が補強され、足首まわりの接着剤に頼っていた箇所をミシン縫いに変更。
改良するたび、製作の手間は増えていきますよねぇ。でも「よしよし!」と自分なりに納得して作れた方が、精神衛生上良い。
靴ひもはどちらにしようかな〜。この平ひもは結びやすいのだけど、ちょっとボリュームがありすぎる。丸ひもは感じが良いが解けやすい。う〜ん、迷う…。
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2016年10月04日

ベビー靴を改良中

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この数年定番化していたベビー靴を改良中。ウンウン唸ってあれこれいじった割に、見かけはほとんど変わらないのですが…。
でも踵がしっかりして、足首周りがすっきりしました。現段階ではベストだな!と自己満していますが、しばらくするとまた改良点が発生するんですよねぇ。あ、写真は型紙確認のためのサンプルなので、商品化の際はもっと素敵になる…はず。

一流品に“こだわり”なんてものは無いのだそうです。個人的なこだわりは投げ捨て、少しでも良くするためには何でもするという姿勢がないと一流にはたどり着けないのだとか。私なんてまだまだ“なんちゃって”ですなぁ。
posted by chisaka at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記