2018年01月23日

今年もよろしくお願いします。

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すご〜く遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。
実は2月末に浅草から神戸に引っ越すことになり、年始年末は蕁麻疹が出るほどバタバタしていました。
普通の賃貸物件を借りれば、次の住まい探しに時間を割くだけだったのですが、さんざん探して見つけたのが築50年で7〜8年ほど空き家だったボロボロの平屋。鍵は錆び付いて締まらず、風呂やトイレなどの水回りは動かないか水漏れ、天井は一部崩落…等々。リフォームは全て自腹の代わりに家賃は格安で、建て替え以外は何でもして良いとのこと。
賃貸契約と同時にリフォームを考えなければならなかったのですが、これまで賃貸暮らしだったので家に手を加えるという発想がなく、そもそもリフォームって何から始めるのかが分からない。仲介してくれた不動産屋さんに聞いてもリフォーム関係は知らないと言われたので、とりあえずリフォームしている会社をネットで探して連絡をしたのですが、予算を言ったら鼻で笑われました。どうやらゼロの数が違っていたらしい。ホームページは施工例は載っていたけれど値段はなかったんですよねぇ。名前で検索し直したらマンションのリフォームで1500万円〜だとか。ハハハッ!でも恥はかき捨てだから「こんな予算なら誰に頼むべきですか?」と聞いたら、「一人でやっている若い人を探したらいいよ」と苦笑しながら教えてくれました。
でも小さなところはネット検索で引っかからないし、知り合いとなると身内の知人の義理のお兄さん…みたいな感じで、スムーズに話が進まなかったら余計に面倒なことになりそうだし。
なんやかんやで3つ目に頼んだ建築関係者に見積を出してもらったら、水回りだけで予算オーバー。100万円出しても天井は落ちたまま、襖も畳もボロボロ、鍵も締まらないってスゴくないですか?
日にちは過ぎて行くし、東京に戻ったら日々の仕事があるし、だんだん気持ちもブルーになっていたら「物件の持ち主は工務店をしているんだって!」と仲介の不動産屋から一報が入った。契約を進めていて不動産屋さんも初めて知ったそうです。しかも「安くでやってあげるよ」と言ってくださっているとのこと。こんな身近に青い鳥が!
やっとこさ引っ越しが稼働してきました。今日、東京は午後から大雪となったので早めに帰宅し、徒歩で近所の本屋へ。女性向けの家造りや暮らし方、収納などの雑誌を片っ端から見たけれど、「古民家を現代的にリノベーション!」とか「見せる収納が素敵!」とか、お金がないからそもそも無理だけど、あんまりピンと来ない。オシャレとかセンスとは違う視点のものはないかな〜と建築コーナーを見たら、中村好文著「小屋から家へ」という本に目が止まった。ソローや高村光太郎が住んだ小屋が載っていて、そうそう、私が憧れるのはこんな家だよ!
雪のおかげで、やっと自分の好みが確認できました。
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2017年12月24日

メリークリスマス!

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世間はクリスマスらしいですね。
私は作業場にこもって、ルームシューズ製作に追われていました。やる気を補充するためにシュークリームを買いに行ったら、店のスイーツコーナーはケーキだらけで、シュークリームもショートケーキ味しかなくガックリ。シュークリームに生クリームは不要なんだよねぇ。
渋々ヨーグルトを買って帰り、何とかルームシューズも完成。よし、発送だ!
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2017年12月21日

踵は“からげ縫い”

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うちの木型は踵に鉄板を貼っていないので、踵はからげ縫いをしています。
鉄板がついていれば、釘をガンガン打って固定できるので、手間が省けるし時間短縮になる。でも、鉄板があるとちょっと固定して様子を見たり、微調整するのがスムーズにいかなくなる。いや、きっと上手く使いこなしている人もいると思うけどね。
靴の修理をしていると、釘がかなり錆びているのを良く見かけるし、昔ながらの方法で充分と思えるので、私はからげ縫いを採用しています。糸を引いたときにキュッと引き締まる感じも良いですしね。
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2017年12月18日

木型につり込む

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木型に甲革をつり込むと、表革+ライニング(裏革)の厚みの他、両サイドに補強革、前後に革の芯が入るので、一回りふっくらします。
つま先の印象が結構変わりますよねぇ。
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2017年12月16日

革の芯

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革靴のつま先と踵には革の芯を入れます。
革を漉いて厚みを整え、水で濡らして木型に沿わせて成形します。
革で芯を作ると手が掛かりますが、革靴を履いていて甲革が馴染んできたときに、芯も同様に馴染んでくるのが良いところ。
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2017年12月10日

タイヤのチューブ

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靴の中底を加工するとき、タイヤのチューブを使います。自転車さんで不要になったタイヤのチューブをもらってきて、切り目を入れてテープ状にしたもので、弾力があるし長いし無料で用意できる便利なアイテムです。これを思い付いた人は本当に賢い!!
中底用のショルダー(ソール用になめした牛の肩部分の革)を中底に合わせて切り、濡らしてから木型に沿わせ、チューブでグルグル巻きにします。
一晩おくと、革が木型の曲線通りに整形されているわけです。

アナログな靴は、アナログな道具とアナログな手法で作られております。でも案外合理的なんですよ。動力は腕力だけですしね。
posted by chisaka at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月08日

足踏みミシン、素晴らしい!

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流鏑馬の射沓を作っているところです。
今回、間に挟むソールを厚い革にしたら、18種の腕ミシンで縫えませんでした!革が3枚重なり厚みが5.7ミリになると、ミシン目がとび下糸が絡まってしまう。ミシンの針を代えたり、押さえの圧力を調整してみたけど、4ミリ厚までなら問題なく縫えるのに、それをオーバーすると途端にミシン目が乱れる。
いろいろ試みたけど成功せず、ずっと眠らせていた17種セイコーミシンTE−5の足踏みミシンを引っ張り出した。確か足踏みミシンは厚物も縫えると聞いたけど…。
内部に溜まっていた埃を取り、ミシン油を差して、針の番手を調べる。靴用の18種ミシンとは左右対象で、構造は似ているのでだいたい分かるのだが、ボビンケースが釜から出せない。なんで!?
しかもミシン糸を設置するところがないので、本来なら糸を通す棒に無理やり糸巻きを立て、とりあえず縫ってみた。

5.7ミリの革があっさり縫えてびっくり!
縫う度に糸巻がグラグラするし、数年は動かしていなかったし、糸を通しただけでどこも調整していないのに、ミシン自体にお利口さんである雰囲気が漂っています。
多分、前の持ち主の腕前が良かったんだろうなぁ。
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2017年12月06日

『パシリます券』

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姉の誕生日でした。
姉は欲しいものは持っているし、自分で吟味して買うので、お金では買えないモノを贈ることにしました!
『肩たたき券』もどきで申し訳ない。でも私がパシることで、ゆっくりしたり、家族との時間を楽しんでもらえたら幸いです…。
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2017年12月03日

お宝を入手!

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スニーカーの仕上げをお手伝いする機会があり、最近ちょっと興味が出てきました。
ちなみに私はランニングシューズは持っていますが、お出かけ用おしゃれスニーカーみたいなものは持っていません。
周りを見回すと革靴より履かれているわけで、それには愛用される理由があるに違いない。紐で調整できる部分が多いデザインや、履き口のクッションも革靴にはない要素です。ペラペラの安いスニーカーではなく、手が込んだ本格的なスニーカーの作り方を知りたいと思っていたところ、製造中にボツになったアッパーをもらい受けました。
やった〜!これで構造や縫い方をじっくり見られます。
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2017年11月26日

シャコ止め

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内羽根の突き合わせ部分に、“カン止め”と呼ばれる手縫い箇所があります。ブランドによって縫い方や使う糸の種類や太さが違います。量産の既製靴はナイロン糸で二重に縫っただけ、丁寧な作りなら二重縫い+中央をくぐらせてある。ビスポーク(オーダーメイド)は細い糸で縫う“シャコ止め”をチラホラ見かける。
シャコ止めは手間がかかるが、丈夫で糸が解けにくく、見た目も上品。
靴の修理屋さんではカン止めが解けかけている靴を結構見かけるが、完成した靴だと縫い直しが大変なんですよ!
だから靴をつくるときはシャコ止めをするようになりました。今回もまぁまぁ良い感じ。
posted by chisaka at 03:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記