2018年02月17日

黒の内羽根

180217_0413~01.JPG
2月末に関西に引っ越す予定でしたが、引っ越し屋さんのスケジュールの都合で3月頭になりました。
とは言うものの、引っ越し準備や仕事関係者へのご挨拶、材料の手配等々…することが山積みで日に日に焦りが増しています。
そのうえ、仕事もまだまだ絶賛進行中です。
サンプルを二度作り、やっと内羽根が完成しました。幅だけでなくつま先もモディファイしてあり、これまでより一歩踏み込んだ靴づくりとなりました。
こんな王道中の王道である靴をつくる日が来るとは、靴学校で学んでいた頃の自分が知ったらビックリです。当時は「ありふれたデザインの靴なんてつまらない!」と思っていました。青かったなぁ〜。
黒の内羽根は「個性がないかも?」と思うほど、目が止まる箇所がなく全体の調和がとれていることが大事な靴なのだと思います…たぶん。
posted by chisaka at 04:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年02月02日

情けは人のためならず

180202_1532~01.JPG
東京は雪だったみたいですね。
私は関西に帰省して、引越屋さんに家具を運んでもらったり、次の住まいを掃除したりと雑事に追われています。引越の荷造りをしていたら、お隣さんが「お昼に食べて〜」と差し入れをくださいました。ヘトヘトの心身に手作りパンケーキのやさしい味が嬉しかったです。
引越は土壇場でベッドと自転車が増え、トラックに乗らなければ他を諦めると申し入れたのですが、ベッドを解体したり一緒に荷物運びをしたためか、「本当は追加料金ものだよ!手伝ってくれたからオマケしてあげるけど…」と言いつつ、全部運んでくれました。明らかに値段以上の荷物量でした。「レジェンド」なんて聞いたことがない引越屋さんで大丈夫かな〜と思っていましたが、最高です!オススメです!!
最近、ひとの情けをいただきまくりです。私もお返しできるようガンバります。
posted by chisaka at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年01月23日

今年もよろしくお願いします。

180122_1919~01.JPG
すご〜く遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。
実は2月末に浅草から神戸に引っ越すことになり、年始年末は蕁麻疹が出るほどバタバタしていました。
普通の賃貸物件を借りれば、次の住まい探しに時間を割くだけだったのですが、さんざん探して見つけたのが築50年で7〜8年ほど空き家だったボロボロの平屋。鍵は錆び付いて締まらず、風呂やトイレなどの水回りは動かないか水漏れ、天井は一部崩落…等々。リフォームは全て自腹の代わりに家賃は格安で、建て替え以外は何でもして良いとのこと。
賃貸契約と同時にリフォームを考えなければならなかったのですが、これまで賃貸暮らしだったので家に手を加えるという発想がなく、そもそもリフォームって何から始めるのかが分からない。仲介してくれた不動産屋さんに聞いてもリフォーム関係は知らないと言われたので、とりあえずリフォームしている会社をネットで探して連絡をしたのですが、予算を言ったら鼻で笑われました。どうやらゼロの数が違っていたらしい。ホームページは施工例は載っていたけれど値段はなかったんですよねぇ。名前で検索し直したらマンションのリフォームで1500万円〜だとか。ハハハッ!でも恥はかき捨てだから「こんな予算なら誰に頼むべきですか?」と聞いたら、「一人でやっている若い人を探したらいいよ」と苦笑しながら教えてくれました。
でも小さなところはネット検索で引っかからないし、知り合いとなると身内の知人の義理のお兄さん…みたいな感じで、スムーズに話が進まなかったら余計に面倒なことになりそうだし。
なんやかんやで3つ目に頼んだ建築関係者に見積を出してもらったら、水回りだけで予算オーバー。100万円出しても天井は落ちたまま、襖も畳もボロボロ、鍵も締まらないってスゴくないですか?
日にちは過ぎて行くし、東京に戻ったら日々の仕事があるし、だんだん気持ちもブルーになっていたら「物件の持ち主は工務店をしているんだって!」と仲介の不動産屋から一報が入った。契約を進めていて不動産屋さんも初めて知ったそうです。しかも「安くでやってあげるよ」と言ってくださっているとのこと。こんな身近に青い鳥が!
やっとこさ引っ越しが稼働してきました。今日、東京は午後から大雪となったので早めに帰宅し、徒歩で近所の本屋へ。女性向けの家造りや暮らし方、収納などの雑誌を片っ端から見たけれど、「古民家を現代的にリノベーション!」とか「見せる収納が素敵!」とか、お金がないからそもそも無理だけど、あんまりピンと来ない。オシャレとかセンスとは違う視点のものはないかな〜と建築コーナーを見たら、中村好文著「小屋から家へ」という本に目が止まった。ソローや高村光太郎が住んだ小屋が載っていて、そうそう、私が憧れるのはこんな家だよ!
雪のおかげで、やっと自分の好みが確認できました。
posted by chisaka at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月24日

メリークリスマス!

171224_0026~01.JPG
世間はクリスマスらしいですね。
私は作業場にこもって、ルームシューズ製作に追われていました。やる気を補充するためにシュークリームを買いに行ったら、店のスイーツコーナーはケーキだらけで、シュークリームもショートケーキ味しかなくガックリ。シュークリームに生クリームは不要なんだよねぇ。
渋々ヨーグルトを買って帰り、何とかルームシューズも完成。よし、発送だ!
posted by chisaka at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月21日

踵は“からげ縫い”

171221_0049~01.JPG
うちの木型は踵に鉄板を貼っていないので、踵はからげ縫いをしています。
鉄板がついていれば、釘をガンガン打って固定できるので、手間が省けるし時間短縮になる。でも、鉄板があるとちょっと固定して様子を見たり、微調整するのがスムーズにいかなくなる。いや、きっと上手く使いこなしている人もいると思うけどね。
靴の修理をしていると、釘がかなり錆びているのを良く見かけるし、昔ながらの方法で充分と思えるので、私はからげ縫いを採用しています。糸を引いたときにキュッと引き締まる感じも良いですしね。
posted by chisaka at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月18日

木型につり込む

171217_1923~01.JPG
木型に甲革をつり込むと、表革+ライニング(裏革)の厚みの他、両サイドに補強革、前後に革の芯が入るので、一回りふっくらします。
つま先の印象が結構変わりますよねぇ。
posted by chisaka at 03:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月16日

革の芯

171216_2232~01.JPG
革靴のつま先と踵には革の芯を入れます。
革を漉いて厚みを整え、水で濡らして木型に沿わせて成形します。
革で芯を作ると手が掛かりますが、革靴を履いていて甲革が馴染んできたときに、芯も同様に馴染んでくるのが良いところ。
posted by chisaka at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月10日

タイヤのチューブ

171210_1657~01.JPG
靴の中底を加工するとき、タイヤのチューブを使います。自転車さんで不要になったタイヤのチューブをもらってきて、切り目を入れてテープ状にしたもので、弾力があるし長いし無料で用意できる便利なアイテムです。これを思い付いた人は本当に賢い!!
中底用のショルダー(ソール用になめした牛の肩部分の革)を中底に合わせて切り、濡らしてから木型に沿わせ、チューブでグルグル巻きにします。
一晩おくと、革が木型の曲線通りに整形されているわけです。

アナログな靴は、アナログな道具とアナログな手法で作られております。でも案外合理的なんですよ。動力は腕力だけですしね。
posted by chisaka at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月08日

足踏みミシン、素晴らしい!

171208_0618~01.JPG171208_0619~01.JPG
流鏑馬の射沓を作っているところです。
今回、間に挟むソールを厚い革にしたら、18種の腕ミシンで縫えませんでした!革が3枚重なり厚みが5.7ミリになると、ミシン目がとび下糸が絡まってしまう。ミシンの針を代えたり、押さえの圧力を調整してみたけど、4ミリ厚までなら問題なく縫えるのに、それをオーバーすると途端にミシン目が乱れる。
いろいろ試みたけど成功せず、ずっと眠らせていた17種セイコーミシンTE−5の足踏みミシンを引っ張り出した。確か足踏みミシンは厚物も縫えると聞いたけど…。
内部に溜まっていた埃を取り、ミシン油を差して、針の番手を調べる。靴用の18種ミシンとは左右対象で、構造は似ているのでだいたい分かるのだが、ボビンケースが釜から出せない。なんで!?
しかもミシン糸を設置するところがないので、本来なら糸を通す棒に無理やり糸巻きを立て、とりあえず縫ってみた。

5.7ミリの革があっさり縫えてびっくり!
縫う度に糸巻がグラグラするし、数年は動かしていなかったし、糸を通しただけでどこも調整していないのに、ミシン自体にお利口さんである雰囲気が漂っています。
多分、前の持ち主の腕前が良かったんだろうなぁ。
posted by chisaka at 07:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月06日

『パシリます券』

171206_0148~01.JPG
姉の誕生日でした。
姉は欲しいものは持っているし、自分で吟味して買うので、お金では買えないモノを贈ることにしました!
『肩たたき券』もどきで申し訳ない。でも私がパシることで、ゆっくりしたり、家族との時間を楽しんでもらえたら幸いです…。
posted by chisaka at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記